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聴覚障害者と相続

作成日:2013年11月13日(水)

ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。

西東京市の女性税理士、樋渡順です。

 

西東京市近郊、練馬区、杉並区、中野区、豊島区、東久留米市、清瀬市、東村山市を中心に、東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県が対応エリアになっております。

 

今回は書きたいことをダラダラと。

 

昨日は手話講習会の日でした。

今年の春から手話通訳士の養成講座に通っています。

昔から興味があった世界なのですが、ずっと多忙の日々で勉強する時間が取れずにいて、出産・会社退職を機にやってみよう!!とスタートさせたのです。

 

最初はボランティアで何か活動していけたらというゆるーい感覚でいたのですが、この講座は西東京市の手話通訳士養成講座なので、しっかり勉強して手話通訳士としてお役に立てるようにならなければいけません。

 

ちょっと不安になっていたところだったのですが、昨日の講習会で聴覚障害者の方が3名交流にきてくださり、お話を聴く中で絶対に身に付けたいという気持ちが強くなりました。

 

来てくださった方のお一人が「聴覚障害者は、とにかくどこに行っても待たされる」とおっしゃっていました。

例えば病院や銀行、名前を呼ばれても聞こえないのです。しっかりと対応していただけるところばかりではありません。

病気の内容も筆談ではわかりにくいことが多いそうです。

やはり「手話通訳士がいてくれたら」そこにたどり着きます。

そういう現状の様々な不便を教えていただいて、これはしっかりやらないといけないと感じました。

 

また、講義の中で聴覚障害者の生活について知る機会をいただきました。

一番気になったのが「相続」の問題。

遺産相続など大切な自分の権利を話し合う場面でも、聴覚障害者は蚊帳の外に置かれてしまい、結果のみの報告をもらうということが起こっているそうです。

本来であれば健聴、聴覚障害関係なく、相続の問題に関われないとおかしいのです。

そして、それを実現するためには家族間の話し合いに手話通訳士を呼ぶなどの対応が必要になります。

 

ですが、相続の話は難しく、相続の知識がない手話通訳士が間に入っても正しく伝わるのか不安だなと思ったりします。

それならば、税理士が手話ができたらどうだろう。

きっと安心してくださるのではないかと思うのです。

 

そのような相続の現場があることを知り、西東京市で聴覚障害者の方の支援をしながら、仕事でも何かお役に立てたらと考えるようになりました。

 

まだ初級クラス。

長い道のりですが、やり切るぞ!!

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